以前、Power Automate Desktop(以下、PAD)のフローをタスクスケジューラで定期実行する方法をご紹介しました。タスクスケジューラだとPADのフロー実行がうまくいかないという方向けにPADで完結する自動実行の方法をご紹介したいと思います。
PADっておいしいの?
コンビニで売ってるの?
という方は、まずはこちらの記事をご覧ください。
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結論
PADの下記アクションを使用することでPAD単体で定期的にフローを自動実行することができる
- 「ループ」の「ループ条件」
- 「遅延」の「Wait」
用意するもの
- Windows10
- Power Automate Desktop(PAD)
- 実行したいPADのフロー
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手順
- PADを起動する
- 「新しいフロー」もしくは既存のフローの「編集」アイコンをクリックする
- アクション「ループ」の「ループ条件」をダブルクリックする
- 「最初のオペランド」項目に「1」と入力する
- 「演算子」項目は「と等しい(=)」を選択する
- 「2番目のオペランド」項目に「1」と入力する
- 「保存」ボタンをクリックする
- 定期実行したいアクションを「ループ条件」から「END」で囲む
- アクション「遅延」の「Wait」をダブルクリックする
- 「期間」項目に実行間隔の秒数を入力する。
例えば、5分間隔で実行したい場合は、「300」(5×60秒)と入力する - 「保存」ボタンをクリックする
- 手順10で作成したアクションを「END」の直前に移動する
以上で、手順10で入力した秒数の間隔でフローが実行されるようになります。
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まとめ
本記事ではタスクスケジューラを使わずにPADのアクションを利用することでフローを定期自動実行する方法をご紹介しました。
なお、自動実行を設定後にフローが失敗することがあります。
例えば、パソコン環境の変更、操作対象のシステムの仕様変更、不具合などといったことに起因する失敗です。このようなリスクに対応するためにはPADの常時監視が有効です。PADの常時監視についてはこちらの記事をご覧ください。
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