PowerAutomateDesktopのプロセス監視(常時)を無料で手軽に実現する方法

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つぶらなミーアキャットが一匹スキルアップ

Power Automate Desktop(以降、PADと呼びます)を常時起動していたらPCの再起動などで、PADが勝手に終了してる!え!?いつの間に停止しちゃったの!?といったことはないでしょうか?
そんな時にステータスが検知されて、メールで自動通知されたら次のアクションが速やかに進められますよね。
本記事ではPADのプロセスが起動していることや、自宅のPCがインターネットに接続できているかなどを常時監視し、リアルタイムで異常をメールで自動通知するための方法をご紹介します。

「Power Automate Desktop」って何?

トランスフォーマーみたいに変形して空を飛べる車がもう存在するんだね

という方は、まずはこちらの記事をご覧ください。

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結論~MackerelによるPADのプロセス監視

  • Mackerel(マカレル)というサービスを使えば、プロセス起動やネットワークへの接続状態を無料かつ手軽に常時監視できる
    5ホストまでの監視であれば無料

Mackerelの設定手順

Mackerelサインアップ」からアカウントを作成する

  1. メールアドレスを入力し、同意事項を確認した上で「サインアップ」ボタンをクリックする。
  2. 各種入力項目を入力し、「作成」ボタンをクリックする。
  3. 手順1で入力したメールアドレスに確認メールが送信されるので、パスワード設定をする。

以上になります。
より詳細な手順を知りたい方はMackerel公式ページの「Mackerelをはじめる」をご覧ください。

ネットワークへの接続の監視(死活監視)の設定手順

監視対象のPC(以降、ホストと呼びます)が起動していて、インターネットへ接続できているかの監視(死活監視)を設定する

  1. Mackerelへログインする

  2. 画面左下にある「新規ホストの登録」をクリックする
    Mackerelでの新規ホストの登録
  3. 対象のOSをクリックする(※以降はWindowsの場合の手順となります)
    Mackerelの新規ホストの登録でホストOSを選択する
  4. エージェントをダウンロードする(msiファイルになります)

  5. 画面上に表示されているAPIキーをコピーする

  6. ダウンロードしたエージェントをインストールする

  7. APIキーを入力する画面が表示されたら手順5でコピーしたAPIキーを入力する

  8. インストールが完了したら、Mackerelの「Hosts」に登録したホストが表示される
    MackerelのHostsの画面
  9. 対象のホスト名をクリックする

  10. 右側に表示される「connectivity」が死活監視となる
    緑色なら「異常なし」、赤色なら「異常あり」です。
    「異常あり」なら登録したメールにアラートが通知されます。
    Mackerelでホストを選択して表示した画面

 

以上になります。
より詳細な手順を知りたい方はMackerel公式ページの「エージェントをインストールする」をご覧ください。

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PADのプロセス監視の設定手順

PADのプロセス監視には次の2つの方法があります。

  1. PAD自体が起動中であること(PAD.Console.Host.exe)を監視する方法
  2. PAD上でフローが実行されていること(PAD.Robot.exe)を監視する方法

それぞれの方法を具体的にお伝えしていきます。

PAD自体が起動中であること(PAD.Console.Host.exe)を監視する方法

PADが起動中かは、「PAD.Console.Host.exe」の実行状態を確認すればわかります。
したがって、Mackerelに「PAD.Console.Host.exe」の監視を設定します。
大まかな流れは、Mackerelの設定ファイルにプロセス監視設定を追加し、Mackerelの再起動となります。

  1. Mackerelの設定ファイルを開く
    1. メモ帳を管理者権限で起動する
      「Windowsキー」+「S」を押し、「memo」と入力し、「メモ帳」を右クリックする
      「管理者として実行」をクリックする
    2. Mackerelの設定ファイルをメモ帳で開く
      「Ctrl」+「O」を押し、表示されたダイアログで「すべてのファイル」を選択する
      ファイル選択ダイアログ(すべてのファイル)
      下記ファイルを開く
       C:\Program Files\Mackerel\mackerel-agent\mackerel-agent.conf

  2. Mackerelの設定ファイルを編集し、保存する
    1. 設定ファイルに下記を追記する
      [plugin.checks.check_PAD]
      command = ["check-procs", "--pattern", "PAD.Console.Host"]
    2. 設定ファイルを保存する

  3. Mackerelのエージェントを再起動する
    1. サービス管理画面を表示する
      「Windowsキー」+「R」を押し、「services.msc」と入力する
    2. 「名前」項目が「mackerel-agent」のものを探し、右クリックする
    3. 「再起動」をクリックする

  4. Mackerelにログインし、該当のホストを表示し、右側に「check_PAD」と表示される
    緑色なら「異常なし」、赤色なら「異常あり」です。
    「異常あり」なら登録したメールにアラートが通知されます。

PAD上でフローが実行されていること(PAD.Robot.exe)を監視する方法

PADが起動中かは、「PAD.Robot.exe」の実行状態を確認すればわかります。
したがって、Mackerelに「PAD.Robot.exe」の監視を設定します。
大まかな流れは、Mackerelの設定ファイルにプロセス監視設定を追加し、Mackerelを再起動となります。

  1. Mackerelの設定ファイルを開く
    1. メモ帳を管理者権限で起動する
      「Windowsキー」+「S」を押し、「memo」と入力し、「メモ帳」を右クリックする
      「管理者として実行」をクリックする
    2. Mackerelの設定ファイルをメモ帳で開く
      「Ctrl」+「O」を押し、表示されたダイアログで「すべてのファイル」を選択する
      ファイル選択ダイアログ(すべてのファイル)
      下記ファイルを開く
       C:\Program Files\Mackerel\mackerel-agent\mackerel-agent.conf

  2. Mackerelの設定ファイルを編集し、保存する
    1. 設定ファイルに下記を追記する
      [plugin.checks.check_PADRobot]
      command = ["check-procs", "--pattern", "PAD.Robot"]
    2. 設定ファイルを保存する

  3. Mackerelのエージェントを再起動する
    1. サービス管理画面を表示する
      「Windowsキー」+「R」を押し、「services.msc」と入力する
    2. 「名前」項目が「mackerel-agent」のものを探し、右クリックする
    3. 「再起動」をクリックする

  4. Mackerelにログインし、該当のホストを表示し、右側に「check_PADRobot」と表示される
    緑色なら「異常なし」、赤色なら「異常あり」です。
    「異常あり」なら登録したメールにアラートが通知されます。

以上になります。
より詳細な手順を知りたい方はMackerel公式ページの「プロセス監視をおこなう」をご覧ください。

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まとめ

PADのプロセス監視の手順をご紹介しました。
Mackerelを使用すれば、プロセス以外にもメモリ、CPU、ストレージなど様々な監視を手軽に無料で設定することが可能です。ほんと便利な時代になりましたね。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
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