こちらでは、自動化ツールの「Power Automate Desktop」(通称、PAD)を使って、請求書などのファイルをダウンロードして、現在の年月のファイル名(yyyymm形式)に変更して保存する手順をご紹介したいと思います。
PADをインストールされていない方は、まず入門編の記事をご覧ください。
広告
用意するもの
- Windows10がインストールされたPC
- Microsoftアカウント
- Webブラウザ
※「Internet Explorer」(IE)は2022年6月15日にサポート終了予定
手順
フローの作成
ロボットに操作させたい手順を入力していきます。
新規フローの作成(既存のフローに手順を追加する場合は、不要)
新規にInternet Explrer(IE)を起動するフローの登録(IEを起動するフローが既にある場合は不要)
- 左側にある「アクション」の「新しい Internet Explorer を起動します」をダブルクリックする
- 「新しい Internet Explorer を起動します」ウィンドウが表示されるので
「初期URL」にログインしたいWebページのURLを入力して「保存」ボタンを押す
広告
ファイルをダウンロードするアクションの登録
- 「アクション」の「Web ページのダウンロード リンクをクリックします」をダブルクリックする
- 「Web ページのダウンロード リンクをクリックします」のウィンドウが表示されるので
「UI要素」項目のプルダウンを押し、「新しいUI要素の追加」ボタンを押す - IEの操作対象画面上でダウンロードのボタンを選択し、「Ctrl」キーを押しながら左クリックする
- 「完了」ボタンを押す
- 「保存先フォルダ―」項目に保存先のフォルダを入力する
- 「保存」ボタンを押す
年月のファイル名(yyyymm形式)を変数に格納するためのアクションの登録
- 左側にある「アクション」の「現在の日時を取得します」をダブルクリックする
- 「Web ページのダウンロード リンクをクリックします」のウィンドウが表示されるので
「保存」ボタンを押す - 左側にある「アクション」の「テキストをパディング」をダブルクリックする
- 「パディングするテキスト」項目に「%CurrentDateTime.Month%」と入力する
- 「パディング」項目に「左」と入力する
- 「パディングするテキスト」項目に「0」と入力する
- 「合計長」項目に「2」と入力する
- 「保存」ボタンを押す
ファイルの名前を変更するアクションの登録
- 左側にある「アクション」の「ファイルの名前を変更する」をダブルクリックする
- 「名前を変更するファイル」項目に「%DownloadedFile.FullName%」と入力する
- 「新しいファイル名」項目に「%CurrentDateTime.Year%%PaddedText%」と入力する
- 「保存」ボタンを押す
作成したフローの実行
手順は以上になります。お疲れさまでした。
まとめ
今回は変数の操作が含まれていて少し複雑でしたが、コードを描くことなく簡単に自動化することが可能です。
作成したフローを決まった日時や定期実行したい場合はこちらの記事をご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
よかったら、下のボタンからフォローやシェアをしていただけるとうれしいです。
コメント